PET装置のいろいろ

 PET装置には次のようなタイプがあります。いずれも、PET用放射性薬剤(FDGなど)の分布を断層画像として撮像するというPET装置としての機能を持っています。
 
  (1) PET専用機: 
      PET用放射性薬剤の分布を画像化するための、スタンダードな装置です。
 
  (2) PET/CT装置: 
      PET専用機とX線CT(注1)を共通の寝台で連結し、一度の検査でPETとX線CTを
      ほぼ同じ位置で撮像するものです。
 
  (3) ポジトロンCT機能付きガンマカメラ: 
      SPECT装置(注2)にPET装置としての機能も持たせたものです。
      「コインシデンスガンマカメラ」「SPECT/PET装置」などさまざま言い方があります。
 
  (注1)  X線を周囲から身体にあてて通過したX線を測定することによって、X線による「かげ」を
        断層画像にする装置。臓器の「かたち」の画像化に優れる。
  (注2)  SPECT用放射性薬剤(骨シンチ、脳SPECT、心筋SPECTなどで用いられる
        放射性薬剤)の分布を断層画像として撮像する装置。
 
 なお、SPECT用放射性薬剤は放射線を1本しか出さないのに対し、PET用放射性薬剤は放射線を2本出し、放射線の強さも違うので、PET専用機ではSPECT用放射性薬剤の分布を撮像できず、また通常のSPECT装置ではPET用放射性薬剤の分布を撮像できません。